北東の風で稲取の海は穏やかでしたが、同じ町内の北川(ほっかわ)にボートダイビングに出かけました。
目的は「クダゴンベ」!お客様から「見たい」リクエストを頂いており、日曜日にご来店予定なので、念のため下見も兼ねてのダイビングでした。
水温は14度、透明度は15m程でしょうか、
北川ダイビングサービスさん、DIVEGREEN中沢さん、ありがとうございました、お世話になりました!!
写真は教えてもらったアヤトリカクレエビ・・・

クダゴンベ、個人的に思い入れがある魚です。
イントラになりたての頃、毎日のように伊豆海洋公園に潜りに出かけていた頃です。
突然、社長から「雑誌取材があるから、カメラマンと潜ってきて」、とかるーく言われました。
「?」・・・カメラマンさんと潜った経験のない僕にどうしろと・・・・。
「普通にガイドすれば大丈夫だから、よろしく」、反論も出来ずに、ストレスを溜め込んだのでした。
雑誌に自分が案内した生物が写真となって掲載される、新米かけだしイントラにとってはただただ不安だけでした。
そのときはまだフィルムカメラでしたので最大36カット・・・・カメラに台を持っていって72カット、3回のダイビングで216カット・・・・、どう案内しよう・・・その日から海に出かけては生物探しに明け暮れました。
ドライスーツはありましたがカメラマンさんとのダイビングってことは「長く」なることくらいは分かりましたのでロクハンにインナーを着こんでウェットで挑みました、3月だったので水温は低かったです。
「マクロ生物がいたら教えて下さい、ワイドは勝手に撮影します」。
確かそんな指示を頂き、14リットルタンクで潜りました。
3回のダイビング全て30m越え、1時間越え・・・寒さなんて感じるまもなく潜り続けた記憶があります。
2本目を終えて、なかなか雑誌の主役になる生物が見つけられるに困っていると、ある現地ガイドの方に水深〇〇mにネコザメがいるよ、と教えられカメラマンさんに報告、3本目に行くにはちょっと厳しい水深です・・・。
でも快諾して頂き、ネコザメとの撮影に成功しました。
その撮影中に実は「クダゴンベ」を見つけました、かなりの大発見で興奮した僕はじっくり観察もせずにカメラマンさんに報告、戻った時にはクダゴンベは移動してしまって、撮影が出来なかった悔しい思い出があります。
後日クダゴンベ情報を他のガイドさんに知らせたところ、「いるよ~大発見だね」と何度も言われました、でもそのたびに蘇るのはそのときの悔しさです。

今回は確実にゲットできそうです!日曜日までは、いて下さいよー!!
本日撮影は熱川ダイビングサービス筑波君撮影です。
久しぶりの北川でのダイビング、か・な・り、楽しかったです。
防寒対策きっちりとして、寒さ堪えて潜る甲斐があるというもの、阿部さんホントありがとうございました。
稲取マリンスポーツセンター
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