2013年12月21日土曜日

PALAU2013

 風が強い一日でした、午後からはだいぶ弱くなりました、明日はもう少し良くなるはずです。
稲取港でレスキューコース、ダイブマスタートレーニングも無事に終了、明日も皆さん頑張ってください。

ところで・・・・・

 魚の群れが一斉に方向を変えるとき、海中で音が聞こえます、体感したことありますか?

 12月のパラオクルーズツアー、無事に終了、ご報告を・・・・。

DSC_0183 成田空港を18:30出発、23:30パラオに到着後、クルーズ船に乗船します、その日はもう、寝るだけです。
 翌日の朝食後、午前中1本、昼食を取り、午後2本ダイビングを楽しみます、夜は早めの就寝、早朝ダイビングがあるのです!


稲取マリンスポーツセンター 乗船したクルーズ船!ダイバー専用の優しい設備で快適でした。







DSC_0217 今回は初日3本、2日目4本、最終日早朝1本、合計8本、飛行機搭乗時間も考え、全てエンリッチド・エアでのダイビング、を行いました。
 もちろん空気潜水でも問題のないスケジュールだったのですが、安全率向上という意味でエンリッチ、僕は途中からエンリッチドエアでの最大水深を確認し、空気の設定でコンピューターを使っていました。

 クルーズなので潜らないで船上でのんびり過ごすのもOK、休みたいときにしっかり休める、自分のペースで潜ることができるのも大きなメリットだったですかね、でも全員、休むことなく潜りました。

AMBA0603 ホテルステイの場合毎日ポイントまでの移動が約1時間、スピードボートに揺られなくてはいけませんが、クルーズの場合、8回の潜水のうち一番遠い場所で20分程度、しかも毎ダイブ毎に母船に帰るので、水面休息時間をシャワーを浴び、乾いた状態で過ごすことができるし、ランチも温かいものを楽しめました。
 食事に関しては文句なし!おいしかったです。



PC162344 100%ドリフトダイビング、時としてスキルが求められるシチュエーションもあります、浮力コントロールスキルは絶対必要です。






palau2013 ここでちょっとアドバイス、浮力コントロールというと水中での中性浮力を気になさる方が多いですが、実はウェイトの調整、水面での浮力確保、スムーズな潜降&浮上が大切です。
 流れがあってもあわてる必要はありません、水面と海の中の流れの方向が違う二枚潮でない限りは、潜降で遅れた場合でも先に沈んでいるダイバーを見ながら、水面を一緒に流れてしまえばいいので、実は視線というか、潜降ポイントに向かう顔の方向のほうが重要です。
動画はバックロールした後に先に沈んでいるダイバーがいますね、流れながら落ち着いてそのダイバーを目印に、バディシステムを守って行けるといいですね。
 先に潜ってしまったダイバーに遅れてはいけない!そんな気持ちであわてて潜っても、上手く潜降できないで呼吸が乱れたり、水深が深いところでは急いで潜降してしまい、予定より深くいってしまいグループから離れたりする可能性があります。ダイビングはのんびり「カメ」でいいのです
 「ゆっくり確実に」、これ結構重要です、これができないとスムーズに潜降できない為、必要以上にオーバーウェイトで解消したり、空気消費量が早くなってしまったり、いいことはありません。
 エントリーから潜降までを落ち着いて終えることができれば、海中世界を絶対に楽しむことができます、以前ダイビング中、ストレスがかかるのがどのタイミングか調べる為にハートレイトモニター(心拍計)をドライスーツの下に装着して実験したことがありますが、潜降までに一番心拍が多くなったという結果でした(もちろん水中のコンディションなどにも左右されるので参考程度に・・・)、スムーズな潜降をする為にゆっくり確実にそれまでの行動をとること、大事だと思います。

 浮上に関しても、流れている場合はまとまりを保ちつつ、安全停止を行う事になります、パラオでロープにつかまった浮上はしたことがないので、100%フリー浮上です。
palau2013
 今のダイコンのほとんどが水深10mを越えた潜水実施し、浮上中6m以浅になったときに自動的に3分間のカウントダウンをしてくれますが、カウントダウン中6m以深に行くとカウントダウンが一時停止されます、他のダイバーと安全停止時間に差が生じます、ここでエアが少ないダイバーの方がいるとガイド的にチョイドキドキです。
 安全停止中もダイコンとにらめっこするのではなく、ガイドの水深に目線を合わせつつ、水深計をチェックするほうが一定の水深を保ちやすいです、是非実践してみてください。
 
 ゆっくりは日常のダイビングから心がけることが非常に重要です、自分のペースで器材を背負い、あわてることなくエントリー、水面に顔を上げることなく潜降できると理想かもしれません、自分のレギュとBCの操作に慣れていることも重要ですね。 palau2013

 僕のおススメは器材に慣れておく、器材の準備を確実にし、器材をゆっくり背負う、ことがよいかと思います、なぜかほとんどの方が器材を背負うときに動作が速くなります、個人的にはここでダイバーのレベルが判断できるとも考えているくらいです、ベテランダイバーの方のほとんどが器材を背負う事で呼吸を乱すことはありませんから。






palau2013


 ツアー報告が勝手なスキルうんちくになっているので、話を戻します。

 
 海中はパラオらしさにあふれていました、個人的には「群れ」とドロップオフが好きです。

ドロップオフへ!!魚の名前どうでもいいじゃん?的になってしまう感じがいいです。
ブルーコーナーは期待どおり、ギンガメアジ、ナポレオン他多数、ジャーマンはマンタ・・・ナシでしたがイスズミやマダラタルミが群れ群れ、そこに小魚の群れが加わっていたかと思うとイソマグロの襲撃、一斉に魚が動く音というか振動が体に伝わって、感動のひと時でした。
 ウーロンチャンネル、シアーズコーナー、シャークシティ、どのポイントも満足できる、はずれのない8ダイブ、スキルアップしてぜひ多くのダイバーの肩に感じてほしいダイビングの一つです。


 最終日、早朝ダイビングを終えた後はミルキーウェイへ、ここも最終日なので行くもいかぬも自分次第、船に残ってのんびり過ごすのもありです、船内には畳のごろ寝できるスペースもありましたから。

 ミルキーウェイ・・・・僕は初めてだったのですが肌に良いとのことで塗りたくってきました。
palau2013 まずはスノーケリングで水底のホワイトクレイをかき集め、葉っぱなどを取り除き、とにかく塗ってみました。
 完成されたのは、この写真、かなり不気味な絵になってしまいました、どなた?って感じですが、なかなかここまでの泥遊びは、子供のころだってしなかったはず、貴重な体験をすることができました、肌に効果があったかどうかはわかりませんが、お土産屋さんでこのホワイトクレイを使ったクリームなどは結構効果でしたから、信じることにしました。


 
彫像!
 下船した後はホテルにチェックインして、軽く街、町?を散歩しました、南国もクリスマスですね。
汗をかくクリスマスっていうのも悪くはないでしょう、でも雪だるまは何とも難しいですね、多分この雪だるまを見ても地元の人は雪を見たことないだろうから白い人形にしか思えないし、そもそも解けて水になるなんて考えもしないだろうし、なんでここにあるのか意味不明な感じがしているかもしれません。

parlau2013

 最終日は、当然、「かるく」飲んだくれて、少々仮眠をとって深夜2:00頃空港に行き、チェックインして飛行機の中では機内食のサービスに気がつかないほど眠りこんで、成田空港には9:00過ぎに戻ってきました。

 パラオは5回目になりましたが、今回のこのクルーズは新しい発見で、また乗船したいと思える素敵なツアーでした。
 
 ご参加頂いた皆様本当に、全ての面で、お世話になりました、ありがとうございます。

 来年また是非、今度は稲取マリンスポーツセンターでチャーターできるくらいの勢いでいけたら、最強に楽しいかもしれません、出かけましょう!

稲取マリンスポーツセンター
樋口純一

1月「千葉遠征」開催
2月下旬サイドマウントSP開講予定
3月サイパンツアー開催

チーフ開催6月フィリピンツアー!!!

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